赤ちゃん歯科
赤ちゃんの最初の歯は、生後6~9ヶ月頃に下の前歯から生えてくることが一般的です。 この小さな歯の出現は喜ばしいですが、同時に親の不安も始まります。
例えば、「歯みがきはいつから始めればいいの?」「歯が曲がって生えてきたかも」「歯みがきすると泣いてしまって毎日大変」など、様々な心配事が出てくるでしょう。
歯医者さんに相談したいけれど、「歯医者に行くのはまだ早いのでは」と感じている方も多いかもしれません。
そんな時には、「赤ちゃん歯科」が役立ちます。
まだ歯が生えてない赤ちゃんでも、歯やお口に関する相談に応じます。
ちょっとした質問や気になることがあれば、気軽にお越しください。
歯医者さんに行くのが「早すぎる」ということはありません
歯が生える時期や順番には個人差がありますので、心配なことがあれば、歯が生える前でもぜひご相談ください。
離乳食が始まったり、上の前歯が生えると虫歯のリスクが高まります。
当院では、生後すぐの受診をお勧めしてます。
おっぱいがなかなか出ないなどの、母乳育児がうまくいかない場合、実はお母さん側ではなく、赤ちゃんの舌小帯や上唇小帯が短いことが原因であることが多いのです。
そのような場合は切除などの早期介入によりすぐに解決することもあります。
母乳育児はお子さんのお口の成長にとても有効ですので、ぜひ赤ちゃんが生まれたら一度診せて頂けたらと考えます。
この機会に正しい抱っこの仕方や離乳食のあげ方、健康な口を育てるための遊び方なども学びましょう。
赤ちゃんの口の中は日々変化します。歯の本数が増えたり、生え方が変わるとケア方法や虫歯予防も変わってきますので、定期的にチェックして、その時の状態に合ったケアをしましょう。
母親に虫歯があると、子どもの虫歯発生率は3倍以上に
2歳児の虫歯の状況を調査したデータでは、お母さまに虫歯のないお子さまの場合、むし歯発生率が24.1%だったのに対し、お母さまに虫歯のあるお子さまのむし歯発生率は75.9%と、圧倒的に高いということが解っています。
従来より、親から子どもへのむし菌の感染を予防するために、キスを避けたり、スプーンやコップなどの食器の共有を避けるようにとの情報が広がっていますが、現在では研究が進み、それが必ずしも虫歯を防ぐわけではないことがわかってきました。
当院では、食具や食べ物の共有やキスなどのスキンシップは、むしろお子さんの体と心の発育に必要なものと考えています。
まずは、親御さん自身がしっかりとしたブラッシングや口腔ケア、規則正しい食生活やメンテナンスの習慣などを身に着けておくことで、お子さまを虫歯や歯周病から守ってあげることが出来ると考えています。